夢もなく、怖れもなく

Webサービスにおける破壊的イノベーションについて考えてみる

イノベーション
顧客満足度を高め続け、成長し続ける宿命を背負った企業よろしく、
多くのWebサービスは、機能の追加・改善を常に求められ続ける。

最初は友達集めと日記を書くだけだったサービスが、いつの間にか写真管理ができて、音楽管理ができて、ニュースが見れたあげく、いろんな検索ができるようになる。

真摯にユーザーの事を考えたサービスであればあるほど、機能の向上・追加は当然の事として行われる。そして厄介な事に、一度実装してしまったその機能を削除する事は難しい。つまり、肥大化は避けられない。そして、いつかは主流顧客の満足を越えた多機能サービスとして破壊的イノベーションの対象となってしまうのだ。

恐らくではあるが、きっとこの考えは間違っていない。
どうだろう。

新しいサービスを考えて、あわよくばダシヌイテやろうという身なので、だとすれば次。
そもそも価格の勝負が仕掛けにくいWebサービスにおいて、主流顧客が求める次の価値とは何か、を考えてみる。

彼らがWebサービスを利用するにあたって、支払っている一番の対価は何か。

恐らく「時間」だ。

インターネットを使う多くの人は、会社から帰って数時間しかない自分の時間で、Webサイト、画像、映像等々、玉石混交の膨大な情報から、自分を満足させるものを選択しなくてはならない。

情報を探す、マニュアルを読む、デモを見てみる、会員登録する、これらの時間を支払う対価として成果を期待する。
そして支払った対価以上の成果を得られれば満足する。

つまり、次の価値は「効率」と言ってもいい。


ワンストップで様々なサービスが提供される大きなWebサービスが、機能の肥大化によって、その効率の良さを失った時、スイッチングコストの低い、単機能・シンプルな(もしくはそう見える)Webサービスによって足元から崩されていく事は十分考え得る。

その切り崩していく単機能は、”全く新しい何か”ではなく、
どこかの大きなWebサービスが内包している機能のひとつである可能性が高い。
そして、これを見つけ出すのって難しい事ではない気がする。

どうだろう。

 

2007/12/21 03:41



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