夢もなく、怖れもなく

Twitterとmixiボイスが競合しない2つの弱い理由

twitter@mixi
twitter@mixi」というTwitterのタイムラインを表示するmixiアプリを公開しているのだが、「mixiボイスと競合しているが、頑張ってほしい」というコメントをよく頂く。株式会社ミクシィとガチンコ勝負をしろ、という意味であれば無理です。すまない。あと目上の方には「頑張れ」ではなく「お疲れの出ませんように」と言うらしいよ。実際に耳にしたことはないけど。

さて確かに、「mixiボイス」と「Twitter」2つは似たようなサービスに見えるが、そもそもの目的・規模から競合しないと考えている

目的が違う

mixiボイスが閉じた空間であるmixiのアクティブ率向上・利用時間延長を目的としているのに対し、Twitterは入出力が活発化しインフラ化することがひとつの目的。つまり、mixiボイスは「サイトに来させること」、Twitterは「情報を入れさせること・見させること」がゴールと言うことができて、この2つは必ずしも競合しない。むしろ「Twitterの情報を見ること」=「mixiにアクセスするきっかけ」に持って行ければ、シナジー効果も見込めるんじゃないのか、というのが仮説1。

性質が違う

「mixiボイスに入力した内容を、あらためてTwitterに再入力する」なんてヒトはまれだろうし「同期サービスを使う」なんてヒトも、おそらくまれ。もしミニブログ的なサービスを使うとしたら、どちらかひとつを選ぶのが一般的で、ユーザーの奪い合いという意味では2つは競合になるように見える。
しかし、両者にはSNSとしての性質の違いがあり、実質的なユーザー層は自然に分離すると予想される。mixiは総合&クローズ&ユーザーの相互承認が前提、Twitterは単機能&オープン&ユーザー登録は一方的、と見た目とは裏腹に相当性質の違うサービス。「マイミク」という社会システムに縛られたくないヒトなど"そもそもmixi内に取り込めない層"がTwitterに流れている。つまり、そもそも層が相いれないというのが仮説2。

規模が違う(おまけ)

Twitterが爆発的な成長を見せているとは言っても2009年6月時点で約320万人ユニークユーザー。認知度や浸透を考えても1600万人の会員を有するmixiとは、まだまだ開きがある。会員数純増数が・・・広告収益が・・・などを気にするエンドユーザーは少ないわけで、現時点の影響力を考えるとmixiは依然として大きく、特に既存会員に対してTwitterの影響は限定的なんじゃないのか、というのがおまけ。


結論として
"そもそもmixi内に取り込めない層"が外(Twitter)でつぶやいている内容なんだから、「その表示エリアをmixi.jp内に設ける」ことによってユーザーを囲い込み、同時にアクティブ率向上につなげる、という考え方はアリということ。

つまり「twitter@mixi」はmixiさんにとっても敵じゃないし、デジタルガレージさんにとっても良いアプリなのだ。ということで、デジタルガレージさん、引き取ってくれないかな。Twitterでやりたいことがあるから、バーターで相談に乗ってもらいたい(笑)。


補足:
仕様・機能の違いは「mixiボイスと Twitter の違いまとめ」に、わかりやすくまとまっていた

2009/10/15 19:26TrackBacks(1)



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